深夜の平壌「涙ぐんだ金正恩」と「怪物ICBM」の矛盾(上)

執筆者:平井久志 2020年10月20日
タグ: 北朝鮮 金正恩
エリア: アジア
朝鮮労働党創建75周年の軍事パレードで、演説中に涙ぐむ様子を見せた金正恩党委員長[AFP PHOTO/KCTV](C)AFP=時事

 

 北朝鮮は朝鮮労働党創建75周年の10月10日、平壌の金日成広場で、異例の午前零時から「慶祝閲兵式」(軍事パレード)を行った。

金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は約30分間演説を行ったが、経済制裁、新型コロナウイルス、水害という「三重苦」の中で苦闘する人民や軍に対して「感謝」や「ありがとうございます」という言葉を12回にわたって述べ、人民に「面目ない」と涙ぐむ光景もあった。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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