2021年2月1日、それまでなんとか持ち堪えていたアウン・サン・スー・チー政権と国軍との間のバランスが、崩れてしまった。
この日の未明、スー・チー国家顧問をはじめとする政府閣僚、与党・国民民主連盟(NLD)幹部や関係者、さらに政治活動家、作家など100人以上が国軍によって拘束された。首都ネピドーだけではなく、最大都市ヤンゴンや第2の都市マンダレーを含めた各地で地方政府の幹部も一時的に拘束され、多くは今も自宅軟禁下にあるNLD関係者の逮捕が広がっている。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン