5月11日、ミャンマーでクーデターが起きてから100日となった。
今年2月半ばの拙稿で懸念した悪いシナリオが現実のものとなった。国軍が強硬姿勢に転じ、力で抵抗を抑えにかかったのだ。平和的なデモに向かって実弾が使用されたばかりか、戦場で使用される殺傷能力の高い武器も弾圧に投入されて、多くの死傷者が出ている。
非政府組織である「政治囚支援協会(AAPP)」によれば、現在まで780人を超える市民が犠牲になり、現在拘束されている人の数は3800人を超える。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン