【特別企画】ソウル・釜山両市長選「与党惨敗」で「視界ゼロ」になった韓国大統領選挙(上)失政に失政を重ねた文政権のツケ

執筆者:平井久志 2021年4月19日
エリア: アジア
大敗北の衝撃を受けた与党「共に民主党」は4月8日の記者会見で、金太年院内代表(マイクの前)ら幹部が謝罪する事態に (C)EPA=時事
昨年の総選挙では歴史的大勝の文在寅政権とその与党。ところが来年の大統領選挙を占う、大票田のソウル・釜山両市長選挙では一転して大敗。1年の間に何があったのか、今後の展開は――平井久志さんによる分析、第1回。

 

 来年3月の大統領選挙の前哨戦といわれたソウル・釜山両市の市長選挙は、与党「共に民主党」の惨敗に終わった。

 ソウル市長選では、野党の呉世勲(オ・セフン)候補が279万8788票(得票率57.5%)を獲得、与党の朴映宣(パク・ヨンソン)候補の190万7336票(同39.2%)に89万票以上の差を付けて圧勝した。

 釜山市長選でも、野党の朴亨埈(パク・ヒョンジュン)候補が96万1576票(62・7%)を獲得、与党の金栄春(キム・ヨンチュン)候補の52万8135票(34・4%)に大差を付けた。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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