中東外交の水面下での動きが激しくなっている。ここ数年の中東を形作ってきた様々な前提を覆しかねない変化が各所で見え隠れする。
そのうちの最も顕著なものは、イランとサウジの高官による水面下での交渉の報道だろう。
『フィナンシャル・タイムズ』(FT)の4月18日のスクープ報道によれば、イランとサウジの情報・安全保障を担当する高官が、4月9日にイラクのバグダードで協議を開催したとのこと。協議は月内にも再度断続的に開催される見通しである。
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