コロナ後のバイデン政権「高圧経済」は何をもたらすのか?

執筆者:吉崎達彦 2021年5月11日
エリア: 北米
アメリカ雇用計画についてスピーチするカマラ・ハリス副大統領。同計画は白人ブルーカラー層の取り込みにもつながる (C)AFP=時事
総額6兆ドル規模の巨額財政出動を打ち出すなど、需要喚起に邁進するバイデン政権。オバマの失敗を教訓とする意志は、安全保障のみならず経済でも固いと言える。レーガンが「小さな政府」を掲げてから約40年、われわれは今、大きな時代の転換点に差し掛かっているのかもしれない。

「個人的に知っている人の中でもっとも不幸な人物は誰か、もっともひどい目にあった人物は誰か、と問われたら、わたしはジョー・バイデンと答えるだろう。一方で、個人的に知っている人のなかでもっとも幸運な人物は誰か、信じられないほどすばらしい目にあった人物は誰か、と問われたら、ジョー・バイデンと答える」 

 これはバイデン氏の上院議員時代以来の腹心であり、古い友人でもあるテッド・カウフマン元上院議員の証言だ(『バイデンの光と影』エヴァン・オスノス:著/矢口誠:訳/扶桑社刊)。

カテゴリ: 経済・ビジネス 政治
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執筆者プロフィール
吉崎達彦 双日総合研究所チーフエコノミスト。1960年(昭和35年)富山市生まれ。一橋大学社会学部卒業後、1984年日商岩井(現双日)に入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員、経済同友会調査役などを経て現職。新聞・経済誌・週刊誌等への執筆の他、「サンデープロジェクト」等TVでも活躍。また、自身のホームページ「溜池通信」では、アメリカを中心に世界の政治経済について鋭く分析したレポートを配信中。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『1985年』(新潮新書)など、共著に『ヤバい日本経済』(東洋経済新報社)がある。
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