岩瀬昇のエネルギー通信
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「EU排出権取引」の礎を作ったジョン・ブラウン卿と経産省「報告書」の圧倒的な意識差
2021年5月12日(水)、経済産業省「総合資源エネルギー調査会 資源・燃料分科会」(資源・燃料分科会)の報告書が公表された。下部組織である「石油・天然ガス小委員会」(石天小委)の一委員として議論に参加した筆者は、「石天小委」で陳述した意見がどの程度取り上げられているのか、興味を持って読んでみた。
一読した印象は「国民目線の欠如」と「役所の役割拡大に熱心」が目に付く、というものだった。
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