2021年6月に開かれた英国コーンウォールでのG7(主要7カ国)首脳会合とベルギー・ブリュッセルでのNATO(北大西洋条約機構)首脳会合は、ともに宣言文書で中国にいかに言及するかが注目された。
歴史を振り返ってもG7やNATOにおいて、中国が議題としてこれほどまでに取り上げられたのは初めてだった。採択された文書での中国への言及は、分量的にもこれまでで最も多かったし、内容面でも最も踏み込んだものだった。
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