2021年1月にバイデン政権が誕生したことで、トランプ前政権の様々な外交政策を変更し、「脱トランプ化」を進めるのではないかと期待されていた。
実際、ジョー・バイデン大統領が就任すると、ドナルド・トランプ前大統領が主張していたWHO(世界保健機関)からの離脱を撤回し、NATO(北大西洋条約機構)諸国との関係も改善に向かっていった。そうした流れの中でバイデン大統領は、選挙公約のトップに掲げられたイラン核合意への復帰も早々に実現するのではないかと思われていた。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン