尹錫悦政権に「史上最速」の首脳会談を準備した米国の意志:バイデン訪韓前の「政策協議代表団」訪日を読む(上)

執筆者:平井久志 2022年5月6日
エリア: アジア 北米
米ワシントンを訪問した、尹錫悦次期韓国大統領の政策協議代表団団長・朴振議員(中央)。代表団派遣は米国のみのはずだったが (C)EPA=時事
当初は米国だけの予定だった政策協議代表団を、日本にも派遣した尹錫悦次期政権。選挙戦中から対日関係改善を訴えてはいたが、政権スタート直前の急な対応には、米国の強い意志の存在があった。 (後編はこちらのリンク先からお読みいただけます)

 3月9日の韓国大統領選挙で勝利した尹錫悦(ユン・ソギョル)次期大統領は、選挙期間中、

「大統領になれば就任後すぐに韓日関係改善に取り掛かる」

 と宣言した。その言葉を裏付けるかのように、尹次期大統領は、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)国会副議長を団長とする政策協議代表団を、4月24日から28日まで日本へ派遣した。

 政策協議代表団は岸田文雄首相、林芳正外相、岸信夫防衛相、萩生田光一経済産業相、松野博一官房長官ら主要閣僚はもちろん、野党関係者、財界、学界、メディアなど各界の関係者と面会し、日韓関係改善へ向けた意見交換を積極的に行った。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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