「日米韓」安保修復に水を差す「最悪の日韓」:元徴用工問題に迫るタイムリミット(上)

日韓外相会談に当たり、肘タッチを交わす林芳正外相(右)と韓国の朴振外相(7月18日)(C)時事
NATO首脳会議に合わせて行われた日米韓首脳会談は、安全保障面での協力強化で一致した。だが、日米・米韓に比べて日韓関係はいまだ混迷から抜け出せない。外相訪日で改善の意思は確認したが、具体策は見えてこない。

 韓国の朴振(パク・チン)外相は7月18日に訪日し、林芳正外相と会談した。韓国外相の訪日は2019年11月以来、約2年8カ月ぶりで、それ自体が日韓関係の冷却化を物語っていた。

具体策なしの外相会談

 朴振外相は会談で、元徴用工問題で差し押さえられた日本企業の資産が売却により現金化される前に、望ましい解決策を見いだせるよう努力すると表明。両外相は現金化の前に解決を図ることで一致し、両国間の協議を加速させる方針を確認した。

カテゴリ: 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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