2012年共和党大統領候補選出プロセスの幕開けとなった1月3日のアイオワ州党員集会から今月11日のメイン州党員集会まで9つの予備選挙・党員集会が行なわれた。昨秋、ボストン、ニューヨーク、ワシントンD.C.といった米国東海岸の主要都市で意見交換した共和、民主両党の関係者らのほとんどは、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事が共和党大統領候補の指名を獲得するとの見方で一致していた。筆者も同じ立場で共和党大統領候補指名獲得争いを見守ってきた。だが、共和党大統領候補選出プロセスが約1カ月半近く行なわれる中、共和党エスタブリッシュメントからの支持を取り付けているロムニーに脆弱さが次第に明らかになりつつある。
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