白戸さんがエチオピアのメレス首相の死について、同首相の業績とともに詳しく紹介してくれた(アフリカのコンピューター付きブルドーザーメレス首相の死)。まことにメレスの死は、ボディーブローのように重く効いてくる衝撃だ。私も一度エチオピア首相官邸をお訪ねしたことがあるが、痩身小柄でギョロ眼、知能指数が高くて頭の回転が早い、印象としては「アフリカの秀吉」という感じだった。白戸さんのいうように“今太閤”的な人物だ。メレスを失ったことでアフリカの国際政治は流動化し始めるかもしれない。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン