国際論壇レビュー
国際論壇レビュー

東アジアの「無人機軍拡競争」と日本における「民主主義の硬化症」

 いまや、世界を揺るがす軍事衝突の懸念の対象は、アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃、シリア内戦への欧米の軍事介入の2つに次いで、尖閣をめぐる日中の交戦だ。日本人は「まさか」と思うが、世界の目を冷静に見つめ返そう。英紙「フィナンシャル・タイムズ(FT)」は年末12月30日の特集「2013年の幕開け」で、今年起こる可能性の1つに日中軍事衝突を挙げて東京特派員に予測を書かせている。答えは「No」だが、日中ともに右派の指導者が生まれ「仮に流血が起きたとすれば、国際的危機だ」。世界の目に、日中軍事衝突は「想定外」ではなくなっている。【Raising the curtain on 2013, The Financial Times, Dec. 30】

カテゴリ: 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
会田弘継 青山学院大学地球社会共生学部教授、共同通信客員論説委員。1951年生れ。東京外国語大学英米科卒。共同通信ジュネーブ支局長、ワシントン支局長、論説委員長などを歴任。2015年4月より現職。著書に本誌連載をまとめた『追跡・アメリカの思想家たち』(新潮選書)、『戦争を始めるのは誰か』(講談社現代新書)、訳書にフランシス・フクヤマ『アメリカの終わり』(講談社)など、近著に『トランプ現象とアメリカ保守思想』(左右社)がある。
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