後継が定まったキューバ・カストロ体制

執筆者:遅野井茂雄 2013年3月6日
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: 中南米

 2月24日開催のキューバ人民権力全国会議(国会に相当)で、再任されたラウル・カストロ議長(81歳)は、今回が最後になるとして任期5年後の2018年に引退することを表明した。同時に、第1副議長には82歳のマチャド氏に代わり、52歳のミゲル・ディアス=カネル氏が選出された。兄のフィデル元議長も同席の下、ラウル議長は、この選出を「将来の指導体制における決定的ステップ」と讃えたと伝えられている。任期中に議長に何かあれば同氏が後継として職務に就くこととなり、ディアス=カネル第1副議長が事実上の後継者として浮上した形である。

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執筆者プロフィール
遅野井茂雄 筑波大学名誉教授。1952年松本市生れ。東京外国語大学卒。筑波大学大学院修士課程修了後、アジア経済研究所入所。ペルー問題研究所客員研究員、在ペルー日本国大使館1等書記官、アジア経済研究所主任調査研究員、南山大学教授を経て、2003年より筑波大学大学院教授、人文社会系長、2018年4月より現職。専門はラテンアメリカ政治・国際関係。主著に『試練のフジモリ大統領―現代ペルー危機をどう捉えるか』(日本放送出版協会、共著)、『現代ペルーとフジモリ政権 (アジアを見る眼)』(アジア経済研究所)、『ラテンアメリカ世界を生きる』(新評論、共著)、『21世紀ラテンアメリカの左派政権:虚像と実像』(アジア経済研究所、編著)、『現代アンデス諸国の政治変動』(明石書店、共著)など。
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