北朝鮮はかつて、1968年のプエブロ号拿捕事件、76年の板門店ポプラ事件、83年の米韓合同軍事演習チームスピリット実施時、核拡散防止条約(NPT)脱退へとつながった93年のチームスピリット実施時などに「準戦時態勢」を宣言した。いずれも北朝鮮が米国から攻撃を受ける可能性を感じた時だ。特にプエブロ号事件と板門店ポプラ事件は北朝鮮が米軍と直接対峙する事態となり、米軍は朝鮮半島周辺に大規模な軍事力を配置し北朝鮮を圧迫した。ポプラ事件の時は、北朝鮮は約1年半もの間、準戦時態勢を維持した。
北朝鮮は今回、今にも戦争が起きるような状況を作り出しているが、「準戦時態勢」の発表はない。
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