国際論壇レビュー
「エジプト騒乱」で批判受けるオバマ大統領の「外交・安全保障」
〈エジプトの天安門事件だ〉――。
進歩派の英紙『ガーディアン』は8月15日付社説の見出しで厳しく断罪した。軍のクーデターに反発するエジプトのモルシ前大統領派のデモに対し治安部隊がすさまじい弾圧を始め、18日までに政府側の発表で死者は850人を超えた。
同紙は、軍主導でつくられた暫定政権は「ルビコン河を渡った」と見る。クーデターを仕掛けたシーシ国防相はイスラム組織ムスリム同胞団に対し「宣戦布告」をしたに等しく、もはや同胞団との政治的和解の希望はなくなった、と同紙は言う。【Military crackdown: Egypt’s Tiananmen Square, The Guardian, Aug. 15】

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