12月18日、一部の米主要メディアは、ゲイリー・ロック駐中国米国大使の後任に穏健派民主党大物政治家のマックス・ボーカス上院議員(モンタナ州)を指名する方針をホワイトハウスが固めたと報道した。ホワイトハウスは現時点ではボーカス氏の次期駐中国大使指名を正式発表していないが、遅くとも年明けには正式発表を行なうと見られている。ボーカス氏自身も側近らに対してはその事実を認めたと報じられている。今年4月下旬に2014年中間選挙への不出馬表明を行なった際、ボーカス氏は今後上院財政委員会の委員長としての立法上の業績に集中、専念していく意向を明確にしていた(2013年5月8日「ボーカス上院議員『不出馬表明』で挑む『税制改正』の中身」参照)。そのため、筆者にとっても今回の駐中国大使転身という展開は、正に「青天の霹靂」であった。
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