STAP細胞の論文不正騒動では、4月9日の小保方晴子氏に続き、16日には、上司であり論文の主要共著者の1人でもある理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長も会見しました。笹井氏をはじめ、ほとんどの共著者はすでに論文の撤回に同意しています。が、肝心の小保方氏自身と、主要共著者の1人であるハーバード大学のチャールズ・バカンティ教授が、現在も撤回には同意していません。しかも、小保方氏は理研の「捏造、研究不正があった」との調査結果に不服申し立てをしており、この問題に決着がつくにはまだ時間がかかりそうです。

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