今度は39歳カストロ氏:若手政治家を閣僚に登用する米国の「力強さ」

執筆者:足立正彦 2014年5月30日
エリア: 北米

 バラク・オバマ大統領は5月23日、横滑りさせる形でショーン・ドノバン住宅都市開発省(HUD)長官を次期行政管理予算局(OMB)局長に指名した。後任のHUD長官にはテキサス州サンアントニオ市のフリアン・カストロ市長を指名している。メキシコ移民3世のヒスパニック系である現在39歳のカストロ氏は、以前から民主党若手の「期待の星」と見られていた。双子の兄弟であるホアキン・カストロ氏もテキサス州議会下院議員を経て2012年の連邦下院議員選挙に民主党候補として挑んで当選を果たし(テキサス州第20区選出)、現在、下院議員1期目であり、今秋の中間選挙で再選を目指している。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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