東アジア「合従連衡」の行方(上)「北」と「中国」の冷却
中国の習近平国家主席は7月3、4日の両日、韓国を訪問し、朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談した。中国の最高指導者が北朝鮮を訪問せずに韓国を訪問したのは初めてだ。
一方で、日本政府は7月3日に関係閣僚会議で、北朝鮮が拉致問題の再調査を行うことを受け独自制裁の一部解除の方針を決め、4日の閣議でこれを決定した。
中韓の接近と、日朝の交渉進展という、従来の同盟関係や冷戦構造の枠組みでは考え難いことが同時進行している。
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