今年は年明け早々、1月4日から9日までワシントンに滞在し、マンスフィールド財団主催の会議に出席するという貴重な機会をいただいた。日米関係をめぐる会議であったが、やはり議論の中心は中国であり、それに加えて、悪化する日韓関係についても多くの時間が割かれた。
筆者は、昨年元日の論考で2014年の日米中関係を展望した(「2014年の『日米中3国関係』をアメリカから見る」http://www.fsight.jp/23428)。振り返ってみれば昨年は、ロシアのクリミア併合、「イラクとシリアのイスラム国」(Islamic State of Iraq and Syria: ISIS)の勢力拡大といったビッグ・ニュースがあったが、「中国とどう付き合うか」(How to manage China?)という問題は、米国では常に議論の中心に位置していたといえるように思われる。
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