中国領のヒマラヤからインド、バングラデシュを経てベンガル湾にそそぐ大河・ブラフマプトラ川(バングラデシュではジャムナ川)の源流ヤルツァンポ川に、巨大なダムと何本ものトンネルを造り、枯渇の危機に瀕する黄河に年間二千億立方メートルの水を流し込もうという中国の計画に、インドとバングラデシュが反発を強めている。 中国政府は計画はまだ構想段階だと主張するが、バングラデシュは、中国チベット自治区内のヤルツァンポ川が大きく曲がる地点でダムの建設準備が着々と進んでおり、五―七年後にはダムは完成すると指摘する。
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