中東―危機の震源を読む
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対中東・イスラーム「オバマの言葉」の読みどころ
米国新政権の最初の一区切りとして用いられる「就任後百日」が四月末に近づいた。この段階でオバマ政権の対中東および対イスラーム世界への政策がどのような形を取ってきているか検討してみたい。もちろん中東全体に対して、あるいは中東の諸問題に対して具体的な政策が出揃ったわけではなく、大統領の発言から方向性を推測するしかない。 ただし米国と中東の関係の課題は多分にイメージや感情に由来している。米政権の政策そのものの実態と成否だけでなく、「米国イメージ」や「反米感情」が対中東外交の障害となり、中東諸国の政治そのものにも深く影響を与えてしまう。そしてオバマがこの方面で持つ最大の「コンテンツ」はまさにオバマ自身のイメージであり言葉であるだけに、「オバマの言葉」の読みどころを知っておくのは有益だろう。
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