民主党政務三役に「外国人政策」を問う

執筆者:出井康博 2010年2月号
エリア: アジア

 民主党が昨年の総選挙前に発表したマニフェスト(政権公約)には、「外国人労働者」や「移民」に関する記述が全く見当たらない。その理由として、二つのことが考えられる。 まず、民主党内部でも、彼らの受け入れに関し、統一見解が存在するとは思えない。現在、外国人参政権を巡って同党が割れているのは象徴的だ。そして何より、外国人労働者問題は有権者の広範な支持を得にくい。選挙を考えれば、「子ども手当」や「高速道路無料化」など、有権者受けしそうな政策を前面に押し出す方が得策だ。とはいえ、外国人労働者と、その先にある移民受け入れの議論は、日本として避けて通れないものである。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
出井康博 1965年、岡山県生れ。ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部卒。英字紙『日経ウィークリー』記者、米国黒人問題専門のシンクタンク「政治経済研究ジョイント・センター」(ワシントンDC)を経てフリーに。著書に、本サイト連載を大幅加筆した『ルポ ニッポン絶望工場」(講談社+α新書)、『長寿大国の虚構 外国人介護士の現場を追う』(新潮社)、『松下政経塾とは何か』(新潮新書)など。最新刊は『移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線』(角川新書)
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