その中心を担うのは携帯電話、コンビニ、ゲーム機
日本の産業界にとって、一九九九年は、構造改革に明け暮れた一年だった。一方で、大型合併などの産業再編やリストラという派手派手しい話題に隠れた形になったが、日本型インターネットの普及に向けての道筋が見え始めた一年間でもあった。パソコンとともに、インターネット普及で大きく先行している米国に対し、日本は携帯電話、コンビニ、ゲーム機という日本独自の商品・サービスを核に本格的なインターネット、電子商取引に突入しようとしている。
「インターネットの時代はすなわちパソコンの時代といえたが、これからはパソコン+の時代であることがはっきりしてきた」

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