議決権行使の助言サービス市場で世界シェア六五%――ISSのビジネスが日本で本格化してきた。 日本の株主総会が変わり始めているのは間違いない。経営陣と株主との懇親会を盛大に開いたり、ネットで総会の内容を公表するなど、開かれた総会をアピールすることは「株主尊重」の演出として一種の流行となりつつあるかのようだ。その一方で、これまで質疑応答がほとんどない「しゃんしゃん総会」が恒例だった企業でも、個人投資家が「取締役の数が多すぎる」「社外取締役がいないのはなぜか」といった質問を経営陣に浴びせるシーンが目立つようになった。
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