米露が密かに進める「サウジ国王交代」作戦

執筆者: 2003年1月号

 米国のブッシュ政権が、イラクのフセイン政権を打倒した後に、サウジアラビアの国王を交代させる計画を密かに進めているとの情報が諜報関係筋で流れている。背景には、サウジアラビアの現体制が米国の指示に従わず、国際テロ組織にもサウジの資金が依然流れ続けているのに米国が不満を強めていることがある。 イラクに親米政権を樹立し、イラク産原油の増産に踏み切らせれば、米国のサウジ原油への依存度は格段に減る。サウジ原油の輸入削減を突きつけて国王の交代を迫るという筋書きだ。ロシア諜報筋によると、欧米で教育を受けた王子の一人が新国王候補という。実際、米政府は、サウジの駐米大使夫人が、米同時テロ実行犯の家族に送金していた事実をリークするなど、サウジ現体制への圧力を強めている。

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