オーストラリアの港湾当局が北部のダーウィン港の警備を強化する方針を固めた。対テロ戦争で米国と協調するオーストラリアは、アル・カエダによるテロに対する警戒を強めており、シンガポール、インドネシアに近いダーウィンに東南アジアのイスラム過激派が船舶を利用したテロを仕掛けることを懸念している。 ダーウィン港では、寄港する船舶の外国人船員に対する集中的な素性調査を実施。そのほか、船舶がどこから来たのかを明確にするため、ダーウィン入港までに立ち寄った経由港十港、それら経由港の安全対策は十分かどうかなどについての報告が求められることになる。

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