堕ちゆく世界の迷走 (56)

韓国も羨む「安倍訪米」で試される「ワード・ポリティクス」

 安倍晋三首相の訪米は日本をビジネスライクに売り込む旅となる。オバマ米大統領と安倍氏とはケミストリー(肌合い)が合うとは思えない。それでも台頭する中国にどう対処するか、という現実の課題は重みを増している。必要な宿題を1つ1つこなすことで、日本の存在を示していく。そんな外交手法が成果を発揮するかどうか、試されようとしている。

 

「ファクトシート」の変更

 米議会の上下両院合同会議で、日本の首相としては初めて演説の機会を得るなど、雰囲気は上々である。隣国のメディアの見立ては以下のごとくだ。韓国紙『中央日報(ネット版)』から。

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