テロリストの誕生(22・最終回)テロリストの末路、そしてやり直すべき議論へ

執筆者:国末憲人 2015年9月24日
エリア: ヨーロッパ 中東
大行進のあともテロは続いている……(C)AFP=時事

 

『シャルリー・エブド』襲撃事件から立てこもりに至るテロが一段落した1月11日、言論の自由擁護を訴える数百万人規模のデモがフランスで催された。パリの行進には、各国の首脳を含む100万人あまりが参加した。大統領のオランドは「テロとの戦争」を宣言し、中東に空母も派遣するなど強い対決姿勢を示した。2001年の米同時多発テロからイラク戦争に突き進んだ米ブッシュ政権の二の舞いかと心配されたが、現在のところオランド政権はそこまで愚かではないようだ。国内での警戒態勢を最高レベルに高めつつ、比較的常識的な外交姿勢を保っている。

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執筆者プロフィール
国末憲人 1963年岡山県生まれ。85年大阪大学卒業。87年パリ第2大学新聞研究所を中退し朝日新聞社に入社。パリ支局長、論説委員、GLOBE編集長を経て、現在は朝日新聞ヨーロッパ総局長。著書に『自爆テロリストの正体』『サルコジ』『ミシュラン 三つ星と世界戦略』(いずれも新潮社)、『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』『巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?』(いずれも草思社)、『ユネスコ「無形文化遺産」』(平凡社)、『ポピュリズム化する世界』(プレジデント社)など多数。新著に『テロリストの誕生 イスラム過激派テロの虚像と実像』(草思社)がある。
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