10年物国債指標銘柄利回りが、2月9日の債券市場でマイナス0.035%まで低下し、史上初の「マイナス金利」を付けた。1月29日に日本銀行が金融政策決定会合で「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入を発表してから、わずか11日後のことだった。
この10年物国債指標銘柄利回りは一般に「長期金利」と呼ばれているもので、住宅ローンの金利を決める際の基準金利になるなど、われわれの生活にも密接に関係している。では、長期金利がマイナスになると、個人の生活やマクロ経済にどのような影響が出る可能性があるのだろうか。
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