クリントン氏の「追い風」となるオバマ大統領の「支持率回復」

執筆者:足立正彦 2016年6月6日
エリア: 北米

 ヒラリー・クリントン前国務長官とバーニー・サンダース上院議員(無所属、バーモント州選出)との間で繰り広げられてきた民主党大統領候補指名獲得争いは、現在、クリントン氏の獲得代議員数が2323名(一般代議員1776名、特別代議員547名)となっており、今後、60名を積み上げれば指名獲得に必要な全代議員の過半数2383名に達する。6月14日に首都ワシントンで民主党予備選挙が開催されることになっているが、実質的には6月7日に実施されるカリフォルニア、ニュージャージー、ニューメキシコ、モンタナ、ノースダコタ、サウスダコタの6州での予備選挙、党員集会が最後の争いとなり、クリントン氏が同党の大統領候補指名を事実上固めることになると見られている。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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