ロシアが「原爆投下」米国糾弾キャンペーンを張る狙い
ロシアのプーチン大統領側近のナルイシキン下院議長は6月16日、安倍晋三首相と会談し、プーチン大統領の親書を手渡すとともに、終戦直後にソ連が広島、長崎の被爆地を撮影した映像など関連資料を提供した。同議長は会談後の会見で、「原爆投下によって数十万人が犠牲になったことは誠に遺憾だ」と述べ、オバマ大統領が5月27日の広島訪問で「被爆者に謝罪しなかったことに驚いている。アメリカの軍人と政治家は犯罪の責任がある」と原爆投下の責任を追及した。ロシアは、日本の世論調査で9割以上が評価したオバマ大統領の広島訪問に冷や水を浴びせ、日米分断を画策しようとしている。
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