【水】タイ国民投票、防衛大臣、中東通信

執筆者:フォーサイト編集部 2016年8月10日
タグ: プーチン

昨日、「池内恵の中東通信」で立て続けに2本の更新情報をアップロードしました。

シリア反体制派がアレッポの包囲を解くヌスラ戦線がアル=カーイダと関係を断つと宣言したことが功を奏し、アレッポ東部で反政府勢力がアサド政権の包囲を解いた模様です。ただ、トルコ、ロシアが今後どう動くかは不明確。早期に決着がつく見通しは今のところありません。

エルドアンのロシア訪問で何が話し合われるのか注目を集めるトルコ・エルドアン大統領のロシア訪問。優位に立つプーチン大統領は、トルコからどれだけのものが得られるのか、値踏みしている様子。ロシアが先のクーデタを察知し、事前にトルコに通報したという情報も気になります。

 

同じく昨日午後、「専門家の部屋」の「安全保障」に「『防衛大臣』の今日的重み:第3次安倍再改造内閣発足」(村上政俊さん)の新エントリ。かつては「伴食大臣」だった防衛庁長官・防衛大臣の歴史的変遷。ようやく総理総裁を目指すための重要ポストと目されるようになりましたが、稲田朋美新大臣の就任をどのように受け止めるべきなのでしょうか。

 

そして今朝は、「東南アジアの部屋」に「『再クーデター』の可能性も? 30年以上前に『先祖返り』したタイ憲政」(樋泉克夫さん)をアップロード。国民投票によって新憲法草案が承認され、民主化が進んだかのような形ですが、その中身を検証すると、かつての軍政時代に「先祖返り」するかのような危うさを孕んでいます。

 

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