「人手不足」と外国人
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「留学生で町おこし」への疑問:岡山県瀬戸内市の場合
「留学生で町おこし」への疑問:岡山県瀬戸内市の場合
岡山県南東部に位置する瀬戸内市――。2004年に「平成の大合併」で3つの町が一緒になって誕生した、人口3万8000弱の自治体である。その名のとおり、市は瀬戸内海に面していて、温暖な気候のもと農業や漁業が主な産業となっている。
全国の多くの地方自治体と同様、瀬戸内市も「高齢化」と「人口減少」が悩みの種だ。市民の3人に1人は65歳以上で、人口は年200-300人ペースで減り続けている。そんななか、市では地域活性化のため、あるプロジェクトが進んでいる。来年春、外国人留学生を受け入れるためIT専門学校が開校する予定なのだ。
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