韓国「文在寅政権」誕生(4)初の女性外相「素性」と「力量」

執筆者:平井久志 2017年6月1日
エリア: アジア
外交部長官に指名された康京和氏(中央)だが、何かと疑惑も (c)EPA=時事

 

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5月21日、北朝鮮がミサイルを発射するなど挑発を続ける中で構成が急がれていた、外交・安保担当者の人事を発表した。

「外交重視」への転換

 青瓦台の外交・安保司令塔になる国家安保室長に鄭義溶(チョン・ウィヨン)元駐ジュネーブ大使(71)、外交部長官に女性の康京和(カン・ギョンファ)国連事務総長特別補佐官(62)を指名した。

 青瓦台では外交首席秘書官を廃止して外交安保担当を国家安保室長に一元化し、その人事が注目されていた。当初は学者の文正仁(ムン・ジョンイン)延世大名誉教授、外交官出身の鄭義溶(チョン・ウィヨン)元ジュネーブ大使、魏聖洛(ウィ・ソンラク)元ロシア大使、軍人出身の黄基鉄(ファン・ギチョル)元海軍総参謀長らが下馬評に上がっていた。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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