藤井四段「29連勝」! 「AI」で磨いた「序盤・中盤力」

執筆者:村上政俊 2017年6月27日
カテゴリ: 社会 カルチャー
エリア: アジア
29連勝を達成し、感想戦で増田康宏四段(左)と対局を振り返る藤井聡太四段(右) (C)時事

 

 前人未到の29連勝を達成した藤井聡太四段(14)。新記録樹立の相手に不足はなかった。昨年の新人王戦を制した増田康宏四段(19)だ。過去に新人王に輝いたのは羽生善治三冠(1988年)、渡辺明竜王(2005年)、佐藤天彦名人(2008年、2011年)、一昨年度のNHK杯を制した村山慈明七段(2007年)など錚々たる顔触れが並ぶ。ちなみに増田の師匠でありながら、藤井と増田の対局にレベルが高すぎて理解が追いつかないと謙遜してみせた森下卓九段も、新人王経験者だ(1990年)。

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執筆者プロフィール
村上政俊(むらかみまさとし) 1983年7月7日、大阪市生まれ。現在、同志社大学嘱託講師、同大学南シナ海研究センター嘱託研究員、皇學館大学非常勤講師、桜美林大学客員研究員を務める。東京大学法学部政治コース卒業。2008年4月外務省入省。第三国際情報官室、在中国大使館外交官補(北京大学国際関係学院留学)、在英国大使館外交官補(ロンドン大学LSE留学)勤務で、中国情勢分析や日中韓首脳会議に携わる。12年12月~14年11月衆議院議員。中央大学大学院客員教授を経て現職。著書に『最後は孤立して自壊する中国 2017年習近平の中国 』(石平氏との共著、ワック)。
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