軍事のコモンセンス
軍事のコモンセンス (27)

軽視されてはならない「兵站」の重要性(下)

執筆者:冨澤暉 2017年7月29日
エリア: 北米 アジア
2011年の東日本大震災で陸上自衛隊は、救援物資ロジスティクスの中枢を担った (C)時事

 

 1962年、陸上自衛隊で13個師団体制が作られた頃、筆者は北海道の方面直轄戦車大隊の小隊長になった。戦車小隊には戦車が4両あり、1両に乗員が4名いるので、筆者の部下は15名であった。

乗った戦車は米国製

 部隊に配置される前に、機甲初級幹部を養成する富士学校(静岡)で習った戦車はM4中戦車とM24軽戦車で、ともに第2次大戦で活躍した米軍の古強者だったが、実部隊で使用した戦車は、大戦後に開発されたM41軽戦車であった。現今のオートマ自動車のように、ノークラッチで変速できる当時最新の優れものであった。

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執筆者プロフィール
冨澤暉 元陸将、東洋学園大学理事・名誉教授、財団法人偕行社理事長、日本防衛学会顧問。1938年生まれ。防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊に入隊。米陸軍機甲学校に留学。第1師団長、陸上幕僚副長、北部方面総監を経て、陸上幕僚長を最後に1995年退官。著書に『逆説の軍事論』(バジリコ)、『シンポジウム イラク戦争』(編著、かや書房)、『矛盾だらけの日本の安全保障』(田原総一朗氏との対談、海竜社)。
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