総選挙は大丈夫か!? 米大統領選でロシアが仕掛けた「フェイスブック工作」の実態

政治的に悪用され始めた、世界を席巻するモンスターSNS (C)AFP=時事

 

 いま世界的に最も使われているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)といえば、アメリカの『フェイスブック』だ。

 フェイスブックのアクティブユーザー(実際の利用者数)は月に20億5000万人。2位の『YouTube』が15億人ほどで、ツイッターが3億2800万人であることを考えると、フェイスブックの利用者がダントツで多いことが分かる。

 そんなフェイスブックについて、『ニューヨーク・タイムズ』は9月21日、ある小説の一文を引用してこんなふうに描写した。

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執筆者プロフィール
山田敏弘(やまだとしひろ) 国際情勢アナリスト、国際ジャーナリスト、日本大学客員研究員。講談社、ロイター通信社、ニューズウィーク日本版、MIT(マサチューセッツ工科大学)フルブライトフェローを経てフリーに。著書に『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)、『ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する』(文藝春秋)、『CIAスパイ養成官』(新潮社)、『サイバー戦争の今』(KKベストセラーズ)、『世界のスパイから喰いモノにされる日本』(講談社)、『死体格差 異状死17万人の衝撃』(新潮社)、『プーチンと習近平 独裁者のサイバー戦争』(文春新書)。公式YouTube「山田敏弘 SPYチャンネル」 (https://www.youtube.com/channel/UCVITNlkbLneMV-C9FxzMmEA)も更新中
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