「米本土射程」ミサイルで米朝「大変」(1)成果なかった「トランプ訪中」
北朝鮮は11月29日午前3時18分(日本時間)ごろ、平壌近郊の平安南道平城付近から弾道ミサイルを発射した。ミサイルは高度約4500キロと過去最高に達し、約1000キロ飛行して青森県西方約250キロの日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したとみられた。飛行時間は約53分でこれまでの最長だった。このミサイル発射は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を、意図的に高度を高くして飛距離を抑える「ロフテッド軌道」で打ち上げたとみられる。専門家からは、通常角度で発射すれば1万3000キロ飛行の能力があり、米全土に到達可能との見方も出た。小野寺五典防衛相は、北朝鮮が発射した弾道ミサイルの最大射程が過去最長になる、との見解を示した。
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