「米本土射程」ミサイルで米朝「大変」(3)ふさがった「米朝対話」の「入り口」

「彼をチビともデブとも呼んでない」とつぶやいた、11月12日のトランプ大統領のツイッター。だがミサイル発射後は、口を極めて罵っている

 

 北朝鮮外務省の報道官は11月11日、ドナルド・トランプ米大統領の日中韓3カ国訪問が終わると、この訪問を「好戦狂の対決訪問」「戦争商人の商売訪問」と非難する談話を発表した。

 談話は、トランプ大統領が9月の国連総会で「わが国の完全破壊という狂人ラッパを吹いた」のに続き、この歴訪で「われわれの思想と制度を全面拒否する妄言を並べ立て、わが国を悪魔化した」と主張した。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
平井久志(ひらいひさし) ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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