Δ(デルタ)

連載小説 Δ(デルタ)(36)

執筆者:杉山隆男 2017年12月23日
エリア: アジア

 

沖縄県・尖閣諸島の魚釣島と北小島、南小島 (C)時事

 

【前回までのあらすじ】

愛国義勇軍に乗っ取られた巡視船「うおつり」の船内。唯一自由の身の乗組員・市川は、仲間に引き込んだ義勇軍の若い兵士・張から驚くべき話を聞かされる。センカクに上陸した義勇軍メンバーは、いずれ「うおつり」に戻る。彼らが「うおつり」から脱出できないような方法を、市川は考え、実行に移すことにした。

 

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「ボス、ちょっといいですか」

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執筆者プロフィール
杉山隆男 1952年、東京生れ。一橋大学社会学部卒業後、読売新聞記者を経て執筆活動に入る。1986年に新聞社の舞台裏を克明に描いた『メディアの興亡』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。1996年『兵士に聞け』で新潮学芸賞受賞、以後『兵士を見よ』『兵士を追え』とつづく「兵士シリーズ」は7作目の『兵士に聞け 最終章』で完結した。ノンフイクション、小説、エッセイなど精力的に執筆し、『汐留川』『昭和の特別な一日』『私と、妻と、妻の犬』など著書多数。
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