「人手不足」と外国人 (49)

「コロナ禍」の陰で「日本語学校」悪質極まる「人権侵害」の闇を追う(上)

執筆者:出井康博 2020年5月19日
タグ: 日本
エリア: アジア
宇都宮市にある「セントメリー日本語学院」。ここで目を疑うような人権侵害が (筆者撮影、以下同)
 

 アジア新興国の貧しい若者を借金漬けで来日させ、日本人の嫌がる底辺労働に利用してきた「留学生30万人計画」。その実態は、本連載で繰り返し報じてきた。前回(2020年4月23日『家族も看取れずブータン女性「脳死」を招いた「留学生30万人計画」の罪科』)の連載でも、日本で亡くなったブータン人女子留学生の悲劇を取り上げた。

「30万人計画」の恩恵を最も受けてきたのが「日本語学校」だ。

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執筆者プロフィール
出井康博(いでいやすひろ) 1965年、岡山県生れ。ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部卒。英字紙『日経ウィークリー』記者、米国黒人問題専門のシンクタンク「政治経済研究ジョイント・センター」(ワシントンDC)を経てフリーに。著書に、本サイト連載を大幅加筆した『ルポ ニッポン絶望工場」(講談社+α新書)、『長寿大国の虚構 外国人介護士の現場を追う』(新潮社)、『松下政経塾とは何か』(新潮新書)など。最新刊は『移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線』(角川新書)
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