「南北対話」は「オリーブの枝」か(5・了)「非核化」は持久戦を覚悟

執筆者:平井久志 2018年1月12日
エリア: 北米 朝鮮半島 日本
金正恩党委員長(左)とトランプ大統領――2人か会談し、「非核化」に進むことはあるか (C)AFP=時事

 

 ここで再び、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の「新年の辞」に戻り、北朝鮮の経済について考えたい。

 金党委員長は今年も「新年の辞」でかなりの分量を割いて、経済建設について言及した。そこで掲げたスローガンは、「革命的な総攻勢によって社会主義強国建設のすべての部門で新たな勝利を勝ち取ろう!」である。また今年が「国家経済発展5カ年計画」の3年目であることを強調し、「最後のあがきをしている敵対勢力の挑戦を粉砕し、共和国の全般的国力を新たな発展段階に引き上げなければならない」と訴えた。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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