北朝鮮「平昌平和攻勢」の舞台裏(5)鍵は「スウェーデン」と「韓成烈」という男

執筆者:平井久志 2018年2月26日
米朝関係のキーマン・北朝鮮の韓成烈外務次官。経験豊富な外交官だ (C)AFP=時事

 

 米国と北朝鮮の2月10日の秘密会談が実現しなかったことで、米朝双方の対話に対する基本姿勢の違いが大きいことが明らかになった。北朝鮮は非核化を前提にした対話には応じない姿勢を堅持し、米国は非核化を前提としない対話には応じない姿勢を崩していないということだ。

 米朝秘密会談が実現しなかったことで米朝対話の兆しは消えてしまったように見えるが、時系列的に整理してみると、まだ「予備的対話」の火は消えていないように思える。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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