
ラオスのフレンチレストランの料理長サヤブーさんは、若いころ、パリの三ツ星レストラン「ルカ・キャルトン」で働いていた。後列右から6番目(サヤブーさん提供)
旅行したラオスの首都ビエンチャンで秀逸なフランス料理と出会った。聞くと、レストランを経営するラオス人の料理長は、フランスの錚々たるグラン・シェフ(「ルレ・エ・シャトー」が優れた料理人に与える称号)、故アラン・サンドランス、ジョエル・ロブションらの右腕として働いた経歴の持ち主だった。故国に戻って23年、その味を求めて政府高官や各国の大使がやってくる。

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