
3月14日、ベルリンで開かれた第4次メルケル政権の第1回閣僚会議。笑顔の下で、何を思うのか…… (C)AFP=時事
3月14日、ようやく第4次メルケル政権が発足した。昨年9月の総選挙以来、実に6カ月に及ぶ政治空白の末であった。連邦議会におけるアンゲラ・メルケル氏の首相選出に際し、35名の造反者が出た。それがキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)からか、あるいは社会民主党(SPD)からだったのか、議決が秘密投票である以上確定のしようもないが、SPDの中には大連立に反対するグループもいることを考えれば、この35名の造反は不思議ではない。

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