インテリジェンス・ナウ
「リビア・モデル」を口実に北朝鮮が態度硬化:中国の意を受け「非核化」の条件で対立

2004年、米テネシー州オークリッジのエネルギー省施設に運び込まれた、リビアの遠心分離器用のアルミニウム管。点検の結果、使用されたものではなかったことが判明した (C)時事
あの時も、確かに情報機関が主導して、「核廃棄」にこぎ着けたのは事実だった。故ムアマル・カダフィ大佐が元気だったころ、リビアで起きた核廃棄のことだ。
しかし、当時の「成功物語」がいまや、北朝鮮の「非核化」のモデルとしてよみがえり、それに反発する北朝鮮が「米朝首脳会談の再考」まで言い出すことになる、とだれが予想しただろうか。

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