「トランプ化」がますます進む「共和党」

執筆者:足立正彦 2018年6月20日
エリア: 北米
共和党内にも批判勢力はあるのだが……(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 5月から6月にかけて全米各地で予備選挙が本格化しているが、6月12日にはメイン州、ネヴァダ州、ノースダコタ州、サウスカロライナ州、ヴァージニア州の5州において予備選挙が実施された。

 とりわけ注目されたのは、サウスカロライナ州、ヴァージニア州の共和党の予備選挙であった。サウスカロライナ州第1区下院議員選出の共和党予備選挙では、現職のマーク・サンフォード下院議員が敗北を喫した。またヴァージニア州では、超保守派のコーリー・スチュワート候補が共和党上院議員候補の指名を獲得し、11月に実施される本選挙で、2016年大統領選挙での民主党副大統領候補である現職のティム・ケイン上院議員に挑むこととなった。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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